BECK
ジャンル
ヒップホップ・ブルース・カントリー・フォークなどのミックス?
メンバー
ベック ハンセン
解説
1994年に発売されたシングル「ルーザー」とファーストアルバム「メロウゴールド」の大ヒットによって、一躍トップミュージシャンに仲間入りしたベック・ハンセン。雑食系で色々なジャンルの音楽をミックスさせたような独特な曲が多く、ジャンルを特定しにくいのが特徴。セカンドアルバムの「オディレイ」はグラミー賞(96年)を受賞しプラチナアルバムとなりました。その後も「ミューティーションズ」「ミッドナイトヴァルチャーズ」「シーチェンジ」などいろいろな趣向をこらした作品をだしています。賛否両論を巻き起こしながらも新しい挑戦を続けていくベックの姿勢はすばらしいと思います。 なお、月刊マガジンにBECKという漫画がありますが、作者がBECKが好きか何かなのでしょうか?いやもしくは、ジェフベックの方なのでしょうか?まあどうでもいいことですが・・・ ^^
1. 「 メロウゴールド 」 ( 1994年 4月 )
ベックのファーストアルバム「メロウゴールド」です。聞いたところによると、すごい低予算で作られたアルバムだそうです。自分が最初聞いた時の印象は(変わった曲だな)でした。リズムがラップ調であったりロック風であったり「ごちゃごちゃ」な感じがします。今のところベックみたいな音楽は、ベック以外には聞いたことがありません。(と言いましてもそれほど聞いてないですが・・・・)。さて、このアルバムですが一番目にかかる曲「ルーザー」が世界的に人気があるらしいですが、自分もこの曲はいい曲だと思います。ルーザーのなかの「オレは駄目な男さ・・・・ おい お前 どうして俺をやらないんだ・・・?」という自虐的なフレーズがありますが、そこがまたロックらしい。この「ルーザー(負け犬)」が、逆説的に一躍ベックの名を世界に知らしめたのでした。
1 Loser 7 Sweet Sunshine
2 Pay No Mind 8 Beercan
3 F_ _ _in With My Head 9 Steal My Body Home
4 Whiskeyclone,Hotel City 1997 10 Nitemare Hippy Girl
5 Soul Suckin Jerk 11 Mutherf_ _ _er
6 Truckdrivin Neighbors 12 Blackhole
おすすめの曲 1 5 8 11 12
アンドロイドポイント ★★★★☆☆☆
2. 「 オディレイ 」 ( 1996年 7月 )
ベックのセカンドアルバムの「オディレイ」です。ダストブラザースと組んで作り上げたアルバムで、メロウゴールドをより進化させたような作品です。このアルバムはプラチナムアルバムとなりめちゃくちゃ売れたそうです。(プラチナムって1000万枚?)。アルバムの最初の曲「デビルズヘアカット」が一番のお気に入りです。6曲目の「ノボカイン」も不思議な曲の展開が特徴的なおすすめな曲です。全体的にごちゃごちゃ感が強いアルバムだと私は思います。が、その分飽きがこないし、いいアルバムだと思います。
1 Devils Haircut 8 Where It’s At
2 Hotwax 9 Minus
3 Lord Only Knows 10 Sissyneck
4 The New Pollution 11 Readymade
5 Derelict 12 High 5
6 Novacane 13 Ramshackle
7 Jack−Ass 14 Diskobox
おすすめの曲 1 4 6 7
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
3. 「 ミッドナイトバルチャーズ 」 ( 1999年 11月 )
オディレイの次に発表されたミューティションズの次に発売されたアルバム。世間的にはベックのアルバムは「オディレイ」が一番いいということになっていて、このアルバムはあまり評判は芳しくないのですが、私はこの「ミッドナイトヴァルチャーズ」が一番好きです。このアルバムはベックのアルバムの中では一番聞きやすくダンサブルです。ダンス・ミュージックを意識している今作は、明るい曲が多いです。曲のほうの感想ですが、「ジャンクスポーツ」のオープニングにも使われている「セックスローズ」はいいと思います。このアルバムを象徴する踊れる曲です。あと「ミックストビジネス」の最初の出だしが気に入っています。明るいファンク・ダンスミュージック系が好きな人におすすめです。前2作より断然ノリはいいので、日本だとこっちの方が受けるのでは?と思います。
1 Sexx Laws 7 Broken Train
2 Nisotine & Gravy 8 Milk & Honey
3 Mixed Bizness 9 Beautiful Way
4 Get Real Paid 10 Pressure Zone
5 Hollywood Freaks 11 Debra
6 Peaches & Cream 12 Arabian Nights
おすすめの曲 1. 3. 4 10 11
アンドロイドポイント ★★★★★★☆
4. 「 シーチェンジ 」 ( 2002年 9月 )
ミッドナイトヴァルチャーズの次に発売されたアルバム「シーチェンジ」は、ナイジェル・ゴッドリッジと組んで製作されました。ナイジェルといえば、レディオヘッドやトラヴィスなど薄い声のヴォーカルのバンドのプロデューサーで知られています。さて今作はそのナイジェルとベックの太い声がどうフュージョンすることが出来るのかを示しています。・・・・が、オディレイ・ミッドナイトと続く流れとは全く異なり、ミューティーションの流れに位置づけされる今作は、「ミッドナイトヴァルチャーズ」が好きな自分には苦しいものがありました。確かに、こういった音楽もありだと思いますが、ベックファンとしては前作のようなアルバムの方が自分は好きです。
1 The Golden Age 7 It’s All In Your Mind
2 Paper Tiger 8 Round The Bend
3 Guess I’m Doing Fine 9 Already Dead
4 Lonesome Tears 10 Sunday Sun
5 Lost Cause 11 Little One
6 End Of The Day 12 Side Of The Road
おすすめの曲 1 2 5
アンドロイドポイント ★★☆☆☆☆☆
5. 「 GUERO 」 ( 2005年 3月 )
静のアルバムと動のアルバムを交互に発売するベックですが、今作は順番どうりの動のアルバムです。オディレイのときに組んだダストブラザーズと再度セッションしています。とはいえ、オディレイと全く一緒というわけではもちろん無く、オディレイのときよりも陽気で明るいアルバムだと思います。最近のベックのアルバムは本人も楽しんでいるような雰囲気が感じられます。1曲目に注目曲をもってくるベックですが、今回は「E−PRO」。これまたベックの王道をいく名曲です。3曲目の「Girl」も明るく楽しいダンスソング。「rental car」もお気に入りです。特に出だしが好きです。今作はなかなかいい出来でしたが、次回作は静のアルバムなのでしょうか?
<デラックスエディション>
1 E−Pro 11 Farewell Ride
2 Que Onda Guero 12 Rental Car
3 Girl 13 Emergency Exit
4 Missing 14 Send A Message To Her
5 Black Tambouline 15 Chain Reaction
6 Earthquake Weather 16 Crap Hands
7 Hell Yes 17 Girl−Remix by Octet
8 Broken Drum 18 Broken Drum −Remix By Boards Of Canada
9 Scarecrow 19 Missing −Remix By Royskopp
10 Go It Alone 20 Hell Yes −Remix By Dizzee Rascal
おすすめの曲 1 3 4 7 9 12
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
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