フィオナアップル

ジャンル

ロック 


解説

 ニューヨーク生まれの女性ロックシンガーソングライター、フィオナアップル。18歳でデビューをしましたが、彼女は顔に似合わず大人びた声で歌います。和田アキコ並み?に重くて低くてドスの聞いた迫力のある歌声は衝撃的です。フィオナアップルは幼少期、無口なこともあっていろいろと苦労をしたそうです。外で元気に遊びまわる・・・というよりは、部屋にこもって楽器を弾いたり読書をしたり・・・といった内向的な少女だったみたいです。その内省的な性格により音楽・詩的センスが養われ、フィオナ独特の音楽が生まれたのでしょう。あとちょっとした小話ですが、椎名林檎(東京事変)はフィオナアップルのファンで、椎名林檎という名前はフィオナアップルからとったらしいですね。そういえば、フィオナと林檎はなんとなく歌い方が似ているような気がします。

 

1.  「 TIDAL 」   ( 1996年 8月 )   


 

  フィオナアップルが当時18歳だった時に、発売されたデビューアルバムです。低音で大人びたその迫力ある歌い方は、とてもじゃないけど18歳が歌っているとは到底思えません。18歳が歌っているにしては大人びているし、重くて深みがありすぎです。幼少期の経験・悩み・孤独・・・など、自分の感情を露骨にはきだすような歌い方は、普通のアイドルポップスターとは全く違うタイプです。このアルバムは350万枚売り上げ、スマッシュヒットを記録しました。


1  Sleep To Dream                      6  The First Taste
2  Sullen Girl                            7  Never Is A Promise
3  Shadowboxer                         8  The Child Is Gone 
4  Criminal                             9  Pale September
5  Slow Like Honey                      10  Carrion



アンドロイドポイント  ★★★★☆☆☆

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 2.「 真実 」  ( 1999年 11月 )

  フィオナアップルのセカンドアルバム。邦題は「真実」というわずか2文字の短いタイトルですが、実際は約90字の詩からなる長いタイトルです。真実は自分の中にある。自分のいるところがわかれば、自分がしなければならないことがわかる・・・・といった詩です。自分なりにこの詩を解釈すると、「自分の人生は人が決めるものではなくて、自分で決めなければならない。自分が何をしたいと望んで、どうしたいのか?それは自分で考えるしかない・・それが真実。」かな?と。個人的にはフィオナのアルバムの中で一番のお気に入りなのがこのアルバム。1曲目から3曲目の流れが好きです。特に3曲目の「LIMP」ですが、最初の緩やかな出だしから途中からテンポが良くなっていくところがはまる。


1  ON THE BOUND                     7  FAST AS YOU CAN
2  TO YOUR LOVE                     8  THE WAY THINGS ARE
3  LIMP                               9  GET GONE
4  LOVE RIDDEN                       10  I KNOW
5  PAPER BAG                         11  ACROSS THE UNIVERSE
6  A MISTAKE                         12  NEVER IS A PROMISE



アンドロイドポイント  ★★★★★★☆

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 3. 「 EXTRAORDINARY MACHINE 」 ( 2005年 10月 )

  発売前に音源がリークされたり、発売元がアルバムの発売を差し止めているという噂が流れてファンが抗議行動を起こすなど、ごたごたしている間に、6年もの時日が経ってしまったいわくつきのアルバム。驚くのが一曲目、まるでお笑い劇場で流れているかのように、脱力感あふれる曲です。(一瞬ドリフを思い出しました ^^)。いい意味で肩の力が抜けていて、フィオナが自然体でつくった感じが読みとれるアルバムだと思います。3曲目の「O’SAILOR」はフィオナらしい名曲。


1  EXTRAORDINARY  MACHINE        8  OH WELL
2  GET HIM BACK                   9  PLEASE PLEASE PLEASE
3  O’SAILOR                      10  RED RED RED
4  BETTER VERSION OF ME         11  NOT ABOUT LOVE
5  TYMPS(the sick in the head song)        12   WALTZ
6  PARTING GIFT                     13   PAPER BAG (live)  
7  WINDOW                        14   EXTRAORDINARY  MACHINE



アンドロイドポイント  ★★★★★☆☆

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