MASSIVE ATTACK (UK)
ジャンル
トリップホップ ブリストルミュージック
メンバー
ダディ G ( グラント マーシャル )
3D ( ロバート デル ナジャ )
マッシュルーム 99年脱退
解説
マッシブアタックは1991年頃に「ブルーラインズ」でデビューして以来2008年現在までわずか4枚しかオリジナルアルバムをだしていない寡作のグループです。トリップホップという変わったジャンルで呼ばれることもあります。その由来は、ヒップホップからダンサブルな要素をスパッと切っているところらしいです。テクノとヒップホップの融合?といえるような特異な曲を世に出しているマッシブアタックの音楽の源はUKのブリストル。ブリストルは港町でジャマイカなどからの移民が多いなど、国際色豊かな地方都市だそうです。ポーティスヘッド・トリッキー・ソウルUソウルなド多くの異色アーティストを生み出していることから、音楽都市としてブリストルは有名になったらしいです。(アメリカでいうシアトルみたいなもの?)。一回行ってみたいですね。(行っても音楽関連の建物の由来がわかるか疑問ですが・・・・)。マッシブアタックに近いアーティストは、トリッキー・ポーティスヘッド。どことなくビョークやレディオヘッドにも通じるところがあるようにも思います。
関連アーティスト
ポーティスヘッド トリッキー
1.「 ブルーラインズ 」 ( 1991年 5月 )
マッシブアタックのデビュー作。トリッキーやフォレスアンディも参加。このアルバムの核は、なんといっても「アンフィニッシュドシンパシー」。ヨーロッパのいつやらの音楽記事では90年代?の名曲ベスト25の中の一曲に入ってました。颯爽とダウンタウンを歩きぬけるPVが、曲とすごく調和していると思います。以前どっかの某大手音楽サイトでセルフフロムハ−ムと紹介されていましたが、「セーフ フロムハーム」も名曲。この2曲はサマソニ07でも演奏されました。ツインドラムを使っていたそうで、アルバム収録バージョンよりもさらに重厚で体の芯にずしずし響きました。
1 SAFE FROM HARM 6 UNFINISHED SYMPATHY
2 ONE LOVE 7 DAYDREAMING
3 BLUE LINES 8 LATELY
4 BE THANKFUL FOR WAHT YOU'VE GOT 9 HYMN OF THE BIG WHEEL
5 FIVE MAN ARMY
アンドロイドポイント ★★★★☆☆☆
おすすめトラック 1 4 6 7
2.「 プロテクション 」 ( 1994年 10月 )
前作から3年たって発売されたセカンドアルバム。前作からさらに洗練されたアルバム。トリッキーやトレイシーソーンが参加。さて個人的なお気に入りは「SLY」。ちょうど前作のセーフフロムハームに似た曲で神秘的で不思議な感じの曲です。これまたPVがよく出来ています。ヒートマイサーも面白い曲。深い海の中に沈んでいくみたいな感じ。ウェザーストームは嵐の中で車を運転しているみたいな感じ。プロテクションもゆったりとした曲が多い。このプロテクションをマッドプロフェサーがリミックスしたのが「ノープロテクション」。これもまた魅力的なアルバム。
1 PROTECTION 6 BETTER THINGS
2 CARMACOMA 7 EURO CHILD
3 THREE 8 SLY
4 WEATHER STORM 9 HEAT MISER
5 SPYING GLASS 10 LIGHT MY FIRE
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
おすすめトラック 2 3 4 8 9
3. 「 メザニーン 」 ( 1998年 4月 )
3人のメンバーで作られたアルバムでは、最後となったサードアルバム
。マッシブアタックの最高のアルバムとの評価も多い傑作です。後期レディオヘッドとヒップホップのリズム感をミックスしたような音楽です。アルバムを通して全体的に暗いと思います。アルバム全体から神秘的・幻想的な雰囲気と絶望を感じます。1曲目のエンジェルはPVの映像のとおり、何かわからない影から追われおびえ逃げている感じの曲。 3曲目のティアドロップからは生命の息吹を感じさせる曲。なおメザニーンの曲はいろいろなメディアで挿入曲として使われています。例えば報道ステーションのニュースの背景で流れる曲で使われていたこともあります(エンジェル)。その他いろいろな映画に使われているらしいです。
1 Angel 7 Man Next Door
2 Risingson 8 Black Milk
3 Tear Drop 9 Mezzanine
4 Inertia Creeps 10 Group Four
5 Exchange 11 Superpredators
6 Dissolved Girl
アンドロイドポイント ★★★★★★★
おすすめトラック 1.3.5.6.8.10
4. 「 100th window 」 ( 2003年 1月 )
マッシュルームが脱退して2人になったマッシブアタックの、通算4枚目のアルバム。2人になったことに加えて、メンバーの一人ダディGさんは子育てに専念していたというやる気を疑われるアルバム^^。ということで専ら3Dさんとプロデューサーさんが一緒に作ったアルバムです。個人的には、メザニ−ンに比べてちょっと暗すぎるような気がします。メザニーンよりも無機質な感じがします。6曲目など女性?の声を使った歌が、私は好きです。もともとマッシブアタックの歌は暗い曲が多いので、やや明るい女性の声とよくマッチングしています。メザニーンには及ばないかもしれませんが今作もかなり水準の高いアルバムだと思います。私の一番のお気に入りは、「A PLAYER FOR ENGLAND」です。「FUTURE PROOF」も好きです。タワレコかどこかでPVも見かけましたが、子どもから大人へと成長して・・・・となる映像はとても印象に残っています。さてメザニーンからこのアルバムが出るまでに5年もかかりましたが、次のオリジナルアルバムは2008年?。早く出せ〜。
1 Future Proof 6 A Prayer For England
2 What Your Soul Sings 7 Smal Time Shot Away
3 Everywhen 8 Name Taken
4 Special Cases 9 Antistar
5 Butterfly Caught
アンドロイドポイント ★★★★☆☆☆
おすすめトラック 1.3.5.6.7
1. 「 ダニーザドッグ オリジナルサウンドトラック 」 ( 2004年 10月 )
2005年6月に日本でも公開予定のリュックベッソン監督のアクション映画「ダニーザドッグ」のサントラを、マッシブアタックが手がけました。一曲一曲は2分程度の短いものですが全部で21曲も収録されています。短い曲ばかりということで、曲の移り変わりのテンポがいいと思います。サウンドトラックなので、音中心ですがかなりかっこいいです。映画「ダニーザドッグ」は「ロリータ」「レオン」のようなダークでクールな映画になるようですが、マッシブアタックの作風と合っていると思います。このアルバムはサウンドトラックだけど、個人的にオリジナルアルバムと同じくらい良かったです。サントラの出来もいいと、映画の方にも興味が湧いてきますね。マッシブアタックファンならぜひ見てほしいというか、見るべき映画。
1 Opening Title 12 Right Way To Hold A Spoon
2 Atta Boy 13 Everybody’s Got A Family
3 P Is Foa Piano 14 Two Rocks And A Cup Of Water
4 Simple Rules 15 Sweet Is Good
5 Polaroid Girl 16 Montage
6 Sam 17 Everything About You Is New
7 One Thought At A Time 18 The Dog Obeys
8 Confused Images 19 Danny The Dog
9 Red Light Means Go 20 I Am Home
10 Collar Stays On 21 The Academy
11 You’ve Never Had A Spoon
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
おすすめトラック 2 4 5 6 7 10 12 14 19 20


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