PORTISHEAD
 

ジャンル


トリップホップ   エレクトロニカ


メンバー

ヴォーカル               べス ギボンズ

キーボード  ドラムス        ジェフ バロウ

ギター ベース             エイドリアン アートレイ


解説

 

 


 1 .  「   ダミー  」    (   1994年  10月  )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 
91年頃に女性シンガーのベスギボンズと男性ミュージシャンのジェフバロウの2人を中心に、その他サンプリングやエンジニング等のメンバーで構成されているトリップホップのグループ「ポーティスヘッド」。日本で94年に発売された「ダミー」は名作の誉れ高いアルバムで,UKで最も権威のある賞のマーキュリーアワーズを受賞。マッシブアタック・トリッキーなどと共にトリップホップを代表するグループとして活動していました。ただ、本人たちはトリップホップというジャンルに括られることが嫌らしい。1997年にセルフタイトル「ポーティスヘッド」のアルバムを発表して以来音沙汰が無く、ベスギボンズがソロ活動を行うなどグループとしての活動を休止してファンをやきもきさせていましたが、8年余りたった2005年。ついに封印を解き?活動を再開し、アルバム製作・スマトラ大津波被害に関するチャリティーライブ・UKバンドのコーラルのアルバム製作に関わるなどしています。
日本では94年に発売された、ポーティスヘッドのデビューアルバム「ダミー」。UKで最も権威のあるマーキュリーアワードを受賞した名作の誉れ高いアルバムです。私が聞いた印象ではマッシブアタックの曲をやわらかくしたような感じです。曲は複雑でなく、トリップホップの中で一番オーソドックスで聞きやすいアルバムです。ベスギボンズの消え入りそうで耳障りの良い声が、トリップホップのしっとりしたビートにのって心地よいケミカル反応を起こしています。4曲目は落ち着いた雰囲気の店で流れていそうな感じです。8曲目の「ROAD」は物悲しい曲、弱弱しさ・せつなさを感じさせます。ここでのベスのヴォイスは必聴で、まるで宇多田ヒカルが歌っているように聞こえます。全体的に、雰囲気は寂しさ・切なさを表現していると思います。ほとんど捨て曲が無い、レベルの高いアルバムだと思います。


1  Mysterons               7  Numb
2  Sour Times               8  Roads
3  Strangers                9   Pedestal
4  It Could Be Sweet        10  BIscut\it
5  Wandering Star           11  Glory Box
6  It's Fire


アンドロイドポイント ★★★★★★☆

おすすめトラック  1  3  4  8  11





2.  「  ポーティスヘッド  」   (  1997年  9月  )


 タイトルにグループ名「ポーティスヘッド」を掲げたセルフタイトルのセカンドアルバム。ていうか、これ以降アルバムを出していないので今のところファイナルアルバムつまり最後のアルバムになっています。トリップホップの入門編といってもいいくらい聞きやすかった前作から一転、これがほんとのポーティスヘッドの音楽よ!と言ってるかのような、やや突き放した感じの作品。よりダーク、よりディープに・・・。ポーティスヘッドの独自性が見えてきて、これから・・・という感じだったのですが、これ以降2007年現在でもまだアルバムはでていません。ただ、完全に解散したわけではなく、2005年にはジャワ島大津波のチャリティーライブを敢行したりしています。もし発売されたら10数年ぶりのリリースになるけど、自分はサードアルバムを待ち望んでいます。



1  COWBOYS                7  MOURNING AIR
2  ALL MINE                 8  SEVEN MONTHS
3  UNDENIED                9  ONLY YOU
4  HALF DAY CLOSING         10  ELYSIUM
5  OVER                   11  WESTERN EYES
6  HUMMING


アンドロイドポイント  ★★★★☆☆☆


おすすめトラック  



3.    「  サード  」     (   2008年  4月  )


 前作からなんと「10年ぶり!」となるニューアルバム。あまりにも長く待たされすぎて待ちくたびれてしまいました ^^;。デビューから15年くらい経っているのに、まだ三枚目のアルバム。あまりにも時間が経ちすぎていて、ポーティスヘッドの過去を知っている人がどれだけいるのか思ってしまうほど。内容は、ポーティスヘッドらしい暗くて不気味なアルバム。「HUNTER」「PLASTIC」ではけだるい感じを、「WE CARRY ON」「MACHINE GUN」ではダークで過激な感じを全面に出しています。全体的にとことんダークなアルバムとしかいいようがないです。それがまたポーティスヘッドのいいところ。



1  SILENCE                       7  DEEP WATER
2  HUNTER                        8  MACHINE GUN
3  NYLON SMILE                   9  SMALL
4  THE RIP                       10 MAGIC DOORS
5  PLASTIC                       11 THREADS
6  WE CARRY ON

アンドロイドポイント    ★★★★★★☆