radiohead  (英)

ジャンル 

ロック テクノ エレクトロニカ

メンバー

ボーカル  その他            トム ヨーク

ギター    その他             ジョニー  グリーンウッド      
ベース    その他           コリン  グリーンウッド
ギター    その他           エド オブライエン
ドラム    その他           フィル セルウェイ

解説

UKロックの大御所レディオヘッド。アルバムごとに曲の雰囲気の変化が激しいのが特徴です。その中でも特に3rdアルバムOKコンピューターは、90年代最高のアルバムの一つだとも言われています。歌は体育会系のロックではなく、文化系(知的)のロックといえます。繊細なトムヨークの裏声が響き渡ります。近年はテクノ色が強くなっていて、とっつきは悪くなっています。歌は基本的に暗めの歌が多いです。明るい曲かと思って歌詞を読んだら全く明るくなかったりすることがしばしばで、意味が分からない歌詞もしばしば。あと人によって好き嫌いがかなり分かれるバンドです。レディオヘッドはどうですか?と聞いたら、ものすごい即答で「嫌いです」とか・・ 少しは迷ってほしい(苦笑)。キッドA以降はついていけないという人が多いですね。ベンズまではついていける人が多数みたいです。アンチレディオヘッドファンも多いですが熱烈なファンも多いのがレディオヘッドの特徴です。

関連アーティスト


1. 「 パブロハニー 」  ( 1993年  4月 )

 レディオヘッドの記念すべきデビューアルバム。まだまだ青臭さの残るアルバムです。ギター色の強い作品で、OKコンピューター以降のレディオヘッドしか聞いてない人が聞いたら「同じバンドなの?」と驚くのではないかと思います。ノーマルなロックアルバムともいえると思いますが、世界的にはあまり評価はされなかったようです。私のお気に入りは、1曲目の「 you 」と2曲目の「 creep 」です。creepは、名曲中の名曲といわれる曲です。マイ着メロにも入れてます。ただトムヨーク本人はあまりクリープが好きではないみたいで、めったにライブでやらないみたいです。歌い方は、ラルクのハイドに似ているような気がします。テクノ色はほとんど無いのでたいていの人はすんなり聞けるのではないかと思います。


1  You                       10 I Can’t
2  Creep                      11 Lurgee
3  How Do You?               12 Blow Out       
4  Stop Whispering              13 Pop Is Dead
5  Thinking About You            14 Inside My Head
6  Anyone Can Play Guitar        15 Million Dollar Question
7  Ripcord7  Ripcord             16 Creep(LIVE)
8  Vegetable                    17 Ripcoad(LIVE)
9  Prove Yourself

おすすめの曲 1. 2

アンドロイドポイント ★★★★☆☆☆

 


2. 「 ベンズ 」    ( 1995年  3月 )

 レディオヘッドの2ndアルバム。パブロハニーからさらに三歩進化したギターロックとしてのレディオヘッドの完成形。レディオヘッドの中では一番オーソドックスで万人受けしそうなアルバムのような気がします。レディオヘッドを聞いたことのない人は、このアルバムから聞いてみることをおすすめします。私のお気に入りは、フェイクプラスティックツリーやハイ&ドライなど。その他の曲もなかなかいい曲ばかり。OKコンピューターより良いという声もあるようだしかなりの名作です。レディオヘッドとしては、ギターだけでこのアルバム以上のものを表現することが難しいと思ったから、次のOKコンピューターを創ったのでしょう。あとレディオヘッドはデザインセンスもなかなかのもので、アルバムのデザインには毎回気になります。


1  Planet Telex             8 My Iron Lung
2  The Bends              9 Bullet Proof..I Wish I Was
3  High And Dry           10 Black Star 
4  Fake Plastic Trees       11 Sulk
5  Borns                  12 Street Spirit (Fade Out)
6  (Nice Dream)            13 How Can You Be Sure (Bonus Track)        
7  Just                   14 Killer Cars (Bonus Track)

おすすめの曲 3 . 4 . 7. 12

アンドロイドポイント ★★★★★★☆

 

3. 「 OKコンピューター 」  ( 1997年 5月 )

 ナイジェルゴッドリッチを迎えて作られたレディオヘッドの3rdアルバム。レディオヘッド渾身の超大作であると同時に、ロックが死んだともいわしめた問題作です。(別にロックは死んでいませんが・・・ちょっと大げさ(笑))2ndのベンズからは、がらっと雰囲気が変わり電子音・ピアノ音が中心に・・・・。全体的に荘厳な雰囲気がするアルバムで、個人的には捨て曲無しです。ただ難解な曲が多いので、数回聴いただけだけでは理解できないと思います。自分も最初は独特なリズムについていけなかったです。今から考えるとこれ以降のレディオヘッドの曲と比べたらそれほど難解な曲でもないと思います。4曲目のエグジットミュージックは、映画ロミオとジュリエットで使われたそうです。かなーり暗い音楽です。あとお気に入りは、レットダウン・ノーサプライゼス・カーマポリスなど。ニルヴァーナのネヴァーマインドと共に聞いてみたらいいと思います。なんだか一つのクラシックの劇が演奏されてるような一体感を感じさせるアルバムです。このアルバムをサントラにして映画を作ったらクールな映画が出来そうです。


1  Airbag                        7  Fitter,Happier
2  Paranoid Android                8  Electioneering
3  Subterranean Homesick Alien       9  Climbing Up The Walls
4  Exit Music (For A Film)         10  No Surprises
5  Let Down                     11  Lucky
6  Karma Police                  12  The Tourist

おすすめの曲 1. 2. 5. 6. 10. 11

アンドロイドポイント ★★★★★★★

 

4. 「 KID A 」   2000年 9月 )

 レディオヘッドの4thアルバム。問題作というか実験作といったほうが正しいかもしれません。OKコンピューターでみられたテクノ志向をさらに突き詰めた作品。自分は、このアルバムから入ってしまいレディオヘッドアレルギーにかかってしまい立ち直るまで2年ぐらいかかりました(笑)。あるお店では、引きこもりのためのアルバムと表現されていました。そんな紹介の仕方では誰も買わないのでは?と思いました。なので、初心者は聞くべきではありません。他のアルバムを全部聞いて最後にここにたどり着くのが理想です。とにかく曲というかに聞こえます。歌い方が無機質で、寒い感じです。リズムが独特でメロディ重視の邦楽と比べると真反対な感じです。自分はやっと普通に聞けるようになりました。ただライブヴァージョンでは生きた曲になっています。お気に入りはナショナルアンセムやイデオティックと最後の曲。


1  Everything IN ITs Right Place        6  Optimistic
2  Kid A                           7  In Limbo
3  The National Anthem               8  Idioteque
4  How To Disappear Completely        9  Morning Bell
5  Treefingers                      10  Motion Picture Soundtrack

おすすめの曲 3.8.10

アンドロイドポイント ★★☆☆☆☆☆

 

5. 「アムニージアック    2001年 5月 )

 レディオヘッドの5thアルバム。日本語訳「記憶喪失者」。 KID A から約8ヵ月後に発表された作品。KID Aの姉妹作といわれます。KID A と同時期に創作されたのでテクノ志向が強いですが、KID Aと比べるとまだ聞きやすい感じ。だがアクが強いといえばやはりアクが強いので人によって好みが分かれるかもしれません?。私のお気に入りは、アイマイトビーロング・ナイブズアウトなど。なおこのアルバムと前作の曲からライブアルバムが出ていますが、アルバム版での無機質な感じと違い、ライブ版では有機的で熱いテクノロック(デジロック?)が聴けます。こちらの方がおすすめです。


1  Packt Like Sardines In A        7  Morning Bell/Amnesiac
   Crushd Tin Box                8  Dollars And Cents
2  Pyramid Song                  9  Hunting Bears
3  Pulk/Pull Revolving Doors       10  Like Spinning Plates
4  You And Whose Army?         11  Life In A Glasshouse
5  I Might Be Wrong
6  Knives Out

おすすめの曲 1.5.6.8

アンドロイドポイント ★★★★★☆☆

 

6. 「 へイルトゥーザシーフ 」   2003年 6月 )

 レディオヘッドの6thアルバム。今までの集大成的な作品。トムヨークの声も安定し、テクノも使いこなしている感じです。ピアノや電子音などを使っていますが、ライブなどで培った有機的なソウルもこめられています。一つの完成形にたどり着いた感もあるレディオヘッドですが、次回作はどうなるのでしょうか?非常に楽しみです。個人的には、むちゃくちゃ明るい曲を歌ってほしいと思いますが・・・・・・(無理でしょうね(笑)) 。このアルバムの中で一番おすすめの曲は、スキャターブレイン、パンチアップ アット ザ ウェディングです。「ゼアゼア」のPVも良かったですね。切迫した雰囲気の歌のイメージとぴったり合っていました。レディオヘッドはPV集もいいものが多いのでおすすめです。


1  2+2=5                        8  The Gloaming
2  Sit Down. Stand Up              9  There There
3  Sail To The Moon               10  I Will
4  Backdrifts                      11  A Punchiup At A Wedding
5  Go To Sleep                    12  Myxomatosis
6  Where I End And You Begin       13  Scatterbrain
7  We Suck Young Blood            14  A Wolf At The Door

おすすめの曲  1.9.11.13

アンドロイドポイント ★★★★☆☆☆


7. 「 インレインボウ 」    (  2007年 12月 )

 7枚目のアルバムということで、七色の虹。今作からEMIを離れて、XLレコードと契約。価格を買い手が自由に決めるやり方で、ネットでダウンロード販売をして話題に。中間業者を通さない販売方法だったから結構儲かったとか ^^。自分は買い方がよくわからなかったので、普通のCD版を買いました。やっぱり慣れ親しんだ形が一番。さて肝心の中身だけど、前作を踏襲しつつちょっと音がポジティブな感じ。「ビデオテープ」とか「ヌード」は、テクノ系バラード?の傑作。「15ステップス」では、ライブで出だしのところを観客と一緒に手拍子で人力テクノをするのけど、変拍子だからリズムを合わせるのが激むず。レディオヘッドの作品としてはベンズ以降だと、一番一般人受けしそうな感じ。


1  15 STEP                    6  Faust  Arp
2  Bodysnatchers                7  Reckoner
3  Nude                       8  House of Cards
4  Wired Fishes/Arpeggi           9  Jigsaw Falling into place
5  All I Need                   10  Videotape

おすすめの曲 2   3   5   7   10

アンドロイドポイント ★★★★★★☆   



ライブアルバム




「 アイマイトビーロング 」  ( 2001年 11月 )

 「KID A」と「アムニージアック」の曲のライブバージョンが収められているライブアルバムです。主なところで、「ナショナルアンセム」や「イディオテック」、「アイマイトビーロング」「トゥルーラブウェイト」など全8曲が収められています。オリジナルアルバムのものよりも勢いがあっていい感じです。オリジナルのアルバムバージョンよりもライブバージョンの方が格段いいという場合があると思いますが、今作はそれに当てはまると思います。最後の曲「トゥルーラブウェイト」は泣きメロです。この曲を聞けただけで私はこのアルバムを買ってよかったと思いました。このアルバムを聞くと生のレディオヘッドのライブはすばらしいものなのだろうなと感じます。


1  The National Anthem         5  Idioteque      
2  I Might Be Wrong           6  Everything In Its RIght Place
3  Morning Bell                7   Dollars And Cents
4  Like Spinning Plates         8  True Love Waits

おすすめの曲  1  3  8

アンドロイドポイント ★★★★★★☆




ソロアルバム

ジョニーグリーンウッド  ボディソング」 ( 2003年 11月 )

 レディオヘッドの奇才・多才のギタリスト、ジョニーグリーンウッドが映画「ボディソング」に提供したサントラで、ジョニーのソロ作品です。このサントラを聞くと、KIDAやアムニージアックなどのレディオヘッドの作品に、ジョニーも強く関わっていたのだなと思います。ギターソングというよりは、KID Aをより効果音的にしたような感じで、とても難解な曲の集まったサントラです。とても変わった音を出しています。サントラなのでヴォーカルは入っていません。KID Aよりも難解なので、普通はおすすめしません。が、映画「ボディソング」を鑑賞してその中の挿入歌が良かったと思った人や、レディオヘッドの大ファンで熱烈なレディオヘッドコレクターという人におすすめします。自分は購入しましたが、後者でした。


1  Moon Trills                8  Peartree
2  Moon Mall                 9   Splitter
3  Trench                   10  Bode Radio/Glass Light/Broken Hearts
4  Iron Swallow               11   24 Hour Charleston
5  Clockwork Tin Soldiers       12 Milkey Drops From Heaven
6  Convergence               13 Tehellet
7  Nudnik Headache

おすすめの曲  1  5  8  11

アンドロイドポイント ★☆☆☆☆☆☆



トムヨーク  「 Eraser 」 (  2006年 7月  )

 トムヨーク、いわずもがなレディオヘッドの核となる彼のソロアルバム。トムが長くあたためてたものを,ナイジェルゴッドリッジとともに作品に仕上げていったアルバム。アムニージアック→ヘイル→レインボウのエレクトロニカからロックへ回帰して行くレディオヘッド本体の流れとは、やや別の方向に向かっている作品。ちょうどヘイルの曲とアムニージアックの中間に位置するような作品かな?この作品を出した頃にトムヨークが筑紫哲也のニュースに出演してたのを思い出します。確か、筑紫さんと環境問題がどうのこうの語り合ってた。・・・その話の中身はほとんど覚えてないけど、(^^) トムが自分の顔を左右に揺らしながら何かに取り付かれたように「The Clocks 」を歌ってたのがすごい印象に残ってる。


1  The Eraser              6  Atomos For Peace
2  Analyse                 7  And It Rained All Night
3  The Clocks                8  Harrowdown Hill
4  Black Swan              9  Cymbal Rush
5  Skip Divided

おすすめの曲   1   2   3   4   8

アンドロイドポイント  ★★★★★☆☆