STINA NORDENSTAM
ジャンル
ポップ (北欧系)
解説
スティーナノルデンスタムは、北欧のスウェーデンの女性ポップミュージッシャンです。スウェ−デンはノルウェーやフィンランドと同じスカンジナビア半島の国で、森林や湖沼の多い自然豊かな国ですが、スティーナノルデンスタムの曲を聴いていると、そうした北欧の森の中の湖沼や冬山が頭の中に浮かんでくるようです。ジャンルは、ポップの部類に入ると思うのですが、いわゆるブリトニーなどのポップとは違ってよりおとなしくやや落ち着いたポップです。エンヤ・コアーズ・ビョークなど北欧系のミュージシャンに特徴的な幻想的なポップです。1991年頃にファーストアルバムを発売しています。ネイミーコールマンやビョークなどの北欧系の女性シンガーに興味を持ち、同じ北欧系の女性シンガーを探していたところ、偶然彼女の6枚目のアルバムを聞いて彼女のファンになりました。
関連アーティスト
ビョーク ネイミーコールマン コアーズ エンヤ
1 「 メモリーズ オブ ア カラー 」 (1991年)
スティーナノルデンスタムのデビューアルバム。ファーストアルバムからかなり完成度の高いアルバムなのではないかと思います。その歌い方・声により、スウェーデンのビョ−クと称されていたスティーナ。優しく、落ち着いていて、どことなくはかない・・・北欧の多くの女性シンガーに共通する歌い方です。北欧の女性シンガーの中でも、特にスティーナの曲は静かで消え入りそうなところがあります。8曲目は正確にはクリスマスのすぐ後を歌った曲ですが、とてもしんみりとして神聖な感じがするクリスマスソングです。他にもいい感じの曲が多く、全曲おすすめです。その中でも特にいい曲を選ぶとすれば1曲目と3曲目です。
1 Memories Of A Color 6 I’ll Be Cryin’ For You
2 The Return Of Alan Bean 7 Alone At Night
3 Another Story Girl 8 Soon After Cristmas
4 His Song 9 A walk In The Park
5 He Watches Her From behind
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
おすすめトラック 1 2 3 4 5 6 8
2 「 And She Closed Her Eyes 」 ( 1994年 )
スティーナノルデンスタムのセカンドアルバム。スティーナのアルバムの中でも評判のいいアルバム。前作を踏襲しつつ、より深みのあるアルバム。前作が気に入った人は今作も好きになれるでしょう。抑揚を抑えた演奏と歌い方は静かな湖畔を思い浮かばせます。優しさとともに感じられる寂しさ・・・暗の部分が次の作品で露になります。さて、今作も個人的には捨て曲が無いです。特に気に入っている曲は、2曲目と5曲目です。このアルバムを通して聞いて思うのですが、とてもスロウな曲が多いですよね。同じポップスでもJ−POPとは正反対。スウェーデンの涼しい気候が音楽に反映されるのでしょうか?(日本は暑い ^^;)
1 When Debbie’s Back From Texas 7 Hopefully Yours
2 Viewed From The Spire 8 Murder In Mairyland Park
3 Crime 9 I See You Again
4 Fireworks 10 So This Is Goodbye
5 Proposal 11 Something Nice
6 Little Star 12 And She Closed Her Eyes
アンドロイドポイント ★★★★★★☆
おすすめトラック 1 2 3 4 5 6 7 9 10
3 「 People Are Strange 」 (1998年)
スティーナノルデンスタムの4枚目のアルバム。サードアルバムも変わった作品でしたが、今作も一風変わった実験作。12曲中11曲がカバー曲(リミックス)です。ドアーズやプリンスなどの有名どころの曲をカバーしているみたいなのですが、自分は昔の人の曲は名前は聞いたことがあっても曲はあまり聞いたことが無いので、原曲がどんなもので、どうカバーさせているのかがよくわかりません。^^ 原曲を知っている人にはより味わい深いアルバムになるのかもしれません。個人的なお気に入りは2曲目や10曲目。アルバムを通して聞いて全体的にダークな雰囲気ですが、それはそれでいい感じです。(追記)セイリングはまさかあの有名な名曲でしょうか?セイリング、アイアムセイリングって言ってるから・・・まさか、まさか。もしそうだとしたら原曲から変えすぎでしょう。^^
1 セイリング 7 スワロー ストリングス
2 ジーニー 8 ヒーズ ライク ア スワロー
3 ラブ ハーツ 9 リーズン トゥ ビリーブ
4 ロンサム ロード 10 アイ ケイム ソー ファー フォー ビューティ
5 バード オン ア ワイヤー 11 カム トゥ ミー
6 パープルレイン 12 ピープル アー ストレインジ
アンドロイドポイント ★★★☆☆☆☆
おすすめトラック 1 2 5 10
4 「 This Is Stinanordenstam 」 ( 2001年 )
スティーナノルデンスタムの5枚目のアルバム。サード・フォースアルバムと実験作が続いていましたが、「これがスティーナ」というタイトルが示すようにスティーナらしいアルバムです。もちろんファーストアルバムやセカンドアルバムとは作風が少し変わっています。実験的作品も終わり、ここからが、スティーナの心機一転再出発といったところでしょうか?アルバムを聞いた感想ですが、1曲目から柔らかな曲で、ほっと一息。2曲目や4曲目はややダークな曲。他には、スティーナらしいポップスチューンの6曲目と、今までになくアップテンポで元気な曲の8曲目が自分のお気に入りです。
1 Everyone Else In The World 7 Keen Yellow Planet
2 Trainsurfing 8 Lori Glory
3 So Lee 9 Welcome To Happiness
4 The Diver 10 Clothe Yourself For The Wind
5 Circus 11 Sharon & Hope
6 Stations
アンドロイドポイント ★★★★★☆☆
おすすめトラック 1 2 3 4 6 7 8
5 「 The World Is Saved 」(2004年10月)
スティーナノルデンスタムの6枚目のアルバム「ザ ワールド イズ セイブド」。このアルバムを聞いた最初の印象は、冬にぴったりのアルバムだと思いました。スティーナの透き通った声はちょうど冬の雪の舞い真っ白になった夜の町で、ふと曲を口ずさんでいる・・・・そんな感じです。想像していたネイミーコールマン風ではなくて、ネイミーコールマンの暗の部分をより強調した感じです。でも暗いというよりは、寂しいといった感じが強いです。やや声の質はビョークッぽいような気もします。1曲目の「ゲットオンウィズユアライフ」はとても切なくて寂しい感じがします。2曲目は真冬のトンネルの中で歌っている雰囲気です。アルバム全体に一体感があり完成度が高く、それ自体が一つの物語を歌っているようでもあります。1曲目をリミックスした13曲目もちょっとメタルがかっていてカッコイイです。ビョーク等のエレクトロ系のシンガーに近いと思います。
1 Get On With Your Life 8 125
2 Winter Killing 9 Butterfly
3 On Falling 10 The World Is Saved
4 Parliament Square 11 The End Of The Affair
5 I’m Staring Out The World 12 Failing To Fly
6 From Cayman Islands With Love 13 Get On With Your Life(Pluxus Remix)
7 The Morning Belongs To The Night
アンドロイドポイント ★★★★★★☆
おすすめトラック 1 2 3 4 9 11
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